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皮膚CDA

今回は、あまり知られていない皮膚病を少し取り上げていきたいと
思います。

少し内容は難しいかもしれませんが、このような犬を見かけた場合
この皮膚病の可能性がありますので覚えておいて下さいね!

淡色毛性脱毛症(CDA)

希釈された被毛色を持つ全ての犬で発症する遺伝性の
非炎症性脱毛症です。

全身が希釈された被毛色の犬の場合は全身性の脱毛が見られ、
ブルー&タンの場合単一の希釈された被毛色領域としてブルーの
部分のみが脱毛することになります。

頭頂部、背骨のラインから脱毛が始まることが多いです。

グラフィックス2.jpg    グラフィックス1.jpg  CIMG1994.JPG

現在のところCDAは①メラニン形成、②毛包機能の両方に問題が生じている  と考えられています。

img008.jpg

〈好発犬種〉

ヨークシャ・テリア、ドーベルマン、ミニチュア・ピンシャー、ダックス・フンド、チワワ、プードル

グレード・デーン、イタリアン・グレーハウンド、サルーキー、チャウチャウ

〈必要とされる検査〉

他の皮膚病と鑑別するために必要な検査は、

皮膚一般検査(毛検査・掻爬試験・押捺検査)、一般血液検査です。

血液検査などでその他の皮膚病を除外し、皮膚検査(毛検査)にて

毛軸の脆弱化やメラニンの凝集を認めた場合はさらに皮膚生検をして
確定診断とします。

img027.jpg ←正常な毛     img0261.jpg   ←メラニンの凝集した毛

グラフィックス3.jpg ←著しいメラニン凝集

〈治療・管理〉

遺伝性および進行性の非炎症性脱毛症であるCDAの有効な治療法は明らかでは ありません。

ある文献ではメラトニンが有効であったという報告もありますが、必ず発毛 が望めるものではありません。

希釈した非毛色領域が全て脱毛するまで進行するとされています。

脱毛部位に関しては保湿を中心としたスキンケア、紫外線や外部からの刺激 (ブラッシングなど)を防ぎ、2次感染の予防に努めます。

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